詳細説明

ＮＥＴＩＳ登録番号：TH-160010-A

ワトルは泥をただちに土に変えます。

【再資源化】

製紙製造工業から発生する汚泥(ペーパースラッジ)を燃料資源化するために焼却し、最終的に残った残渣が製紙汚泥焼却灰(PS灰）です。そのPS灰に特殊薬剤を水和処理した製品で吸水による物理的改質(瞬時の改良効果）を加え、時間経過に伴う科学的改質(緩やかな強度発現)を合わせ持った泥土改質材です。

【特徴】

●品質

主成分はカルシウム、ケイ素、アルミニウムの3成分。PS灰粒子は、表面が多孔質のため、高い吸水性能を示すとともに水を強く保持し、離さないという特性があります。また、多孔質による消臭効果があることも大きな特徴です。

●利用先とその効果

港湾・河川・湖沼での浚渫度処理に最適です。また、陸上での掘削工事に伴って発生する泥土や汚泥の処理にも高い能力を発揮します。高い吸収性能により即効性があり、時間経過にともない改質が進行し、数日の養生期間でヘドロが土に生まれ変わります。また、せめんとのように固結することもありません。

●改質土のpH

ワトル自体のpHは、10～11程度のアルカル性です。そのワトルを軟弱土に混合する事で、改質された土は弱アルカリ性(pH＝8～11)を呈します。さらに、処理土を気中で養生することにより、pHは徐々に下がります。(中性固化材)

●消臭性能

有機分を含む低質は、浚渫時に硫化水素臭を発生することが多々あります。ワトルによる泥土改質により硫化水素臭の発生をすみやかに消臭するとともに、石灰添加によって発生するアンモニア臭等の悪臭も採取減に抑えることができます。

●有害性

特殊薬剤による化学処理を施しており、有害性はなく安全性の高い材料ですので、安心してご利用いただけます